SOYAの四季おりおり

通常の味噌メーカーは一年中工場の中で味噌を生産していますが、SOYAは季節とともに生きて(活きて)います。

そんなSOYAの一年をほんの一部ですが写真でご紹介していきます。

春  SOYAの春は稲の苗づくりからスタートします。5月には田植え、6月には豆まきです。
 
苗づくりはビニールハウスではなく、やはり田んぼで。
健康な苗が育ちます。
50アールの田んぼすべてに稲を手植えします。
尺(30cm)角に植えると除草機が縦横に押せるからです。
   農薬を使わないので初夏はとにかく草とのかけひきです。田んぼは除草機押し、畑は土寄せに、草むしりです。                                                      
   
田んぼの雑草が生えるのを抑えるためと、肥料にするために
米ヌカを田んぼ一面にまきます。
種まき機「ごんべえ」で大豆の種を播いていきます。畑は
約1ha、播いたらすぐイノシシよけの電気柵をはりめぐらします。
 
稲が雑草に負けないよう、田んぼの中を除草機を縦横、
押して歩きます。これがかなりのハードワークなのです。
大豆畑の一部です。土寄せも、草むしりも終わり、ここまで
大きくなればもう草に負ける心配はありません。

 収穫の秋です。10月に入ると稲刈りです。今はコンバイン収穫に、火力乾燥がほとんどになってしまいましたが、

    SOYAでは「はせ架け」して天火乾燥しています。11月にはいると天気の良い日をねらって大豆の収穫です。

バインダーで刈って、稲束をはせに架けて1ヶ月ほど
天日乾燥して脱穀します。
晴天の日をねらって、刈って集めておいた大豆を
脱穀しているところです。

 いよいよこれらの収穫物と契約栽培してもらっている米と大豆とで味噌の寒仕込みが始まります。

   冬は雑菌が少なく、味噌づくりに適しているのです。

 
工房の雪景色です。もともとは養蚕の施設でした。
後ろは県立自然公園「夫婦岩」です。
薪の火を使って米と大豆をよく蒸します。
米を少しづつセイロの中に入れていきます。
米の蒸しの良し悪しが糀の出来に影響します
糀室(こうじむろ)の中です。糀はむろ蓋を用いた
職人の勘による手造りです。真冬に雪のように真っ白な
糀が出来上がります。
蒸した大豆をチョッパーでつぶします。 攪拌機で、つぶした大豆と糀と塩を混ぜます。
杉の大樽の中に仕込んだみそを入れ、
みそ蔵のなかでねかせます。
大樽の中で一年以上ねかせてから樽あけし、出荷を始めます。
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